前回の工事から少し時間が空いて、完成した写真の左側に少し見えているコンクリートブロックの花壇ですが、
やっぱり気になります。
違う角度から見ると、後ろのブロック塀と合わせて、圧迫感もありますし。
それだけでなく、ブロックの花壇は、横方向の通気性が無いこと、ブロック塀も光や風を遮断してしまう事
などあります。
どうかしたいという相談を受けた時、自分には全撤去して作り直すしか、根本的な解決は無いと思いました。
また、ブロック塀が今後地震などで倒れてしまう事もあります。
昔の(いい加減な配筋で作られたものが多い)高いブロックは、出来るだけ撤去か、低くすることが望ましいです。
実際の作業風景です。
隣地に解体した破片などが飛ばないよう、シートを張って、作業を進めています。
予定の撤去が終わり、既存のブロック積みは一部流用します。
全部解体しない事で、工事費用を安く出来ますし、無駄な工事はしたくないですからね。
ここまで高さが下がれば、仮に倒壊しても被害はないでしょう。
土間のコンクリートも、今後の作業の石積みの形にはつっています。
セリ矢で割っていく事で、直線的にならないようにしています。
柱を建て、板塀の板を仮で当てて、完成のイメージを調整しています。
図面を書いても、実際の現地で良いと思った方が優先されます。
今回の板張りに求められることは、庭の背景、通気性、外からの目隠し、バラの誘引、採光性、圧迫感の解消です。
フェンスと同時進行ですが、花壇をコッツウォルズストーンの石積みで作って行きます。
ブロック積みでは無かった、横方向の通気性のため、モルタルなどは使わずに「Dry Stone Walling」で積み上げていきます。
また、完成後に石積みの上にちょっと座りたいという要望もあったので、フェンスと同じくエコアコールウッドで腰掛としました。
座面は石積みの上に乗ってるだけのようですが、石積みの前から、しっかりと柱を建て、計画されています。
石積みが完成しました。
座面も石となじむよう、整形しています。
後日ガーデナーさんが一時的に掘り上げていた植物を戻しながら、バラなども誘引して植物を植えてくれました。
この後、まだまだ追加して植えられていくので、春からの成長と主に、変化していく事を楽しみにしています。
今回の工事ですが、バラなど植物を掘り上げられるタイミング、そして植え付けられるタイミングということで、
出来るだけ2月中にスタートし、完成させるというものでした。
多くが人の都合によって行われることの多い工事ですが、造園は植物と言う生き物を扱う仕事です。
今回は植物のために、出来るだけ環境の良い花壇を出来るだけ負担にならない季節に用意する事でした。
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