庭や玄関周りのアプローチを作ると、庭園灯(ガーデンライト)が欲しくなったりしますよね。
最近の家では、門灯以外に庭園灯も家の中にあらかじめスイッチがついていたり、もはや一般的となった感じがします。
電灯の種類はいろいろありますが、電源の供給方法は大きく分けると二つ、
・電池式
・家の外部電源から
ですね。
電池式は、簡易式の乾電池のものや、ソーラーバッテリーだったり本体内に電源があります。
スタンドや突き挿してつかい、どこへでも簡単に設置出来て便利ですが、電池切れや光量が少なかったり、
ちょっと頼りない感じもします。
さて、今回のメインの話は、電線を引っ張り、しっかり固定するタイプの庭園灯です。
今庭園灯やガーデンライトで検索すると、大きく分けて100Vと12Vの商品に分けられます。
そして時代は12Vに変異してきているような感じですね。
12Vのメリットとは何でしょう?
多くのホームページなどを検索して、出てくるメリットは、
1.電気代が安い
2.12Vは家庭内で使用されている100Vと違い、漏電による感電の危険がありません。
ライトの配線をガーデニングのお手入れ中にスコップで傷つけてしまったり、子供が触ったりかわいいワンちゃんに噛まれてしまった場合も感電の心配がない。
3.12Vなら、設置にあたって専門の資格が不要で、簡単に接続できるコネクタのついたDIYライトがあります。電気の専門知識がない方や女性、年配の方も手軽に楽しめます。
など出てきます。
でも本当かなあ?と私は思います。
1.電気代が安い
どのホームページを見ても、電気代が安いとさかんに書いてますが、同じ電力の電球を使った時に
どれくらい安いと比較して書いてあるホームページはありませんでした。
そのへんの説明はうやむやな感じです。
100Vは白熱灯や蛍光灯を使用し、12VはLEDを使ってるから安いと言う比較のページもあり、話になりませんね。
同じ電力消費量の電球であれば、製品により多少は効率などに差はあるかもしれないですが、基本的には一緒です。
むしろ、トランスや専用の接続機材で2~3万円前後の出費が余計にあるのであれば、電気代が安いかもしれないですが、
トータルで見れば回収できない価格差だと思います。
2.12Vは家庭内で使用されている100Vと違い、漏電による感電の危険がありません。
本当でしょうか?
車のバッテリーは12Vですが、ショートさせれば激しく火花が出ますし、容量が大きければ溶接機にも使えるくらいです。
もっともガーデンライト用はトランスが小さいので危険性は少ないと思いますが。
子供が触ったりかわいいワンちゃんに噛まれてしまった場合も感電の心配がない。
それでいえば、家庭内の電気機器のコードも全て低電圧にする必要があるでしょう。
濡れた手でドライヤーのコード触って感電した人いますかね。
基本的に、土の中に埋設された、保護管の中に配管される2重に被覆されたケーブルで感電することはありません。
故意に掘り起こして、線を切断する必要があるからです。
むしろ地面に安易にむき出しで配線される12Vケーブルの方が断線などの危険性は高いと思います。
断線しても危険性は少ないと思いますが、
そもそも断線する危険性がほぼ無い100V電線と、
断線しても危険が少ない12V電線、
無事故と、事故があっても無事だったでは、無事故の方が良いような。
3.12Vなら、設置にあたって専門の資格が不要で、簡単に接続できるコネクタのついたDIYライトがあります。電気の専門知識がない方や女性、年配の方も手軽に楽しめます。
12Vのような低電圧のものは確かに資格不要なのです。でも、知識がない人がトランスを自宅の壁にドリルで穴をあけてビス止めしたりできますか?
ドライコーンなど日常生活で全く見たことも触ったこともない材料で電線を接続し、防水性が確実に施工できてると言えますか?
以上のようなことがあって、私が思う総括です。
どうしても気に入った商品が12Vでしかないのでなければ、100Vを勧めます。
もしくは、電気工事士の資格がないけど、DIYは好きだし、工具もある程度あるから自分でやりたいならば12Vしか選択肢は無いです。
業者に頼むのであれば、どっちみち業者が施工しますので材料費や工賃の見積を取って安いほうで良いでしょう。
感電など危険があるとしても、電源の供給側に明るさセンサーなどをつければ、埋設されている電線には暗い時間しか電気は通っていないので、
暗くなってから埋設管の電線を切る確率ってありますか?
樹造園では、自社施工ですので特別に電気工事業者を頼むような費用も発生しませんし、
草取りと庭園灯の設置なんて工事もついでに作業が出来ます。
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