ノミは細い物から太いものまでたくさん種類があります。
私の石加工では、自然石で石積みや延段を作る事がほぼすべてなので、文字を掘るような細い物はないです。
写真の物は、近藤石工道具製作所のハツリノミで普通に並んでいるもので、左から
ハツリノミの一寸、
角切ノミのΦ30
石ノミの6分Φ
じゃないかな~と思います。
なんせ購入するときは、サイズがどうかとか、名前がどうかとかあまり気にしなくて、
手に取ってみてこれくらいなら使えそうだな、って感じで選ぶので、正確には覚えてません。
太いほうは、それぞれ一番太いものにした気がするので、多分あってます。
超硬は、自分では欠かしたことが無いので、そう言われて扱っているのですが、買ったばかりは特に欠けやすいそうです。
柔らかい物、優しい使い方でなじませていくと、超硬がなじんで強くなるそうです。鍛造されるような感覚かも。
鋏でも、一般的にプロ用でよく使われる青紙鋼のものは、新品のうちは本当によく欠けます。
それが何年も使っていると枯枝をバシバシ切っても全く欠けなくなるので不思議です。
ノミは、単体で使う事は無くて、石頭(せっとう)と呼ばれる金槌で叩いて石を削っていくときに使います。
サイズがいろいろあるのは、相手になる石の性質、割りたい大きさで変えています。
同じ石でも、石の目を沿って剥がすように割るのか、切るように割るのかで、叩き方が変わります。
特に目に逆らって切るように割るときは、無理に割ろうと力を入れれば、弱い部分で層状に剥がれてしまったり加工が失敗になります。
どのノミと、どの石頭を組み合わせるか、どこにノミを入れて、どう叩けば希望どうりに加工できるかは、経験と知識の蓄積になります。
ディスクグラインダーなどで、切断すればそういう技術がほとんど必要なく、どこでも切れるのですが、無加工の自然石を相手にするときは、極力使わないことにしています。
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