雑木の庭の自然風剪定

豊田市内で雑木の庭の自然風剪定を行ってきました。

この庭は、雑木の庭ということで、樹形を作るということをしません。

剪定ですることと言えば、不要な枝を幹の付け根から外す事と、古葉をむしることくらいです。

和庭の仕立物のように棚のように作ってしまうと、雑木の庭は急におかしくなってしまいます。

剪定をすると一言で言っても、庭の趣旨を理解しないと剪定方法を間違ってしまいます。

なので、この庭ではもちろん刈込を行う庭木は無いですし、絶対にやってはいけないことなのはもちろん、剪定による切り口もできる限り見せたくはないです。

究極は「どこを剪定したかわからないけど、なんかきれいになった」です。主張する剪定は雑木の庭では喜ばれません。

その他、芝刈りと必要な個所に土壌改良、施肥等行いました。

 

立派な建物と、石積み、自然石の階段、景石など素晴らしい庭です。

石積みなどと聞くと、和庭を思い描いてしまいがちですよね。

しかし、自然の石を人が暮らしやすいように積んだり、道として並べてつかったりと言う行為は、日本だけでなく世界共通です。

また、「庭」に限らず、棚田など斜面に田畑を造るときに、出土する石を積む事は自然なことなんです。

 

実はこの庭は、私が長く勉強させてもらった造園屋さんの作で、今は私が庭の管理を任されています。

なので私の造る庭も、その影響を色濃く継承していますので、こんな庭が好みの方は、ぜひ樹造園へ連絡ください。

 

今回は剪定に伺った際に、お客さんから、デッキの上り下りが怖いという話が出ました。

写真の四角いコンクリートの平板を二つ並べてステップとしていたのですが、大きさも高さも少し違い、たしかに怖そうです。

急遽社内で材料を集め、27cmあった段差の中間となるよう13.5cmのステップを作り、大満足をいただきました。

既設のデッキも年数がたち、色が薄くなってきましたが、元々は今回作ったステップのような色だったはずです。

とは言え、デッキの材料は耐久性のあるハードウッドが使ってあるので、無塗装でも10年、20年と持つはずです。

 

造園、剪定、庭リフォームのことなら樹造園

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