庭を造る時に造園屋の仕事ですので、大概仕上げには樹木や宿根草などを植え付けます。
外構工事と違って、庭を造るということは庭の環境を整えることですので、現場ごとの土の性質なども非常に気になるものです。
今愛知県はあま市で庭を作っていますが、ここは元が畑だった土地で、非常にサクサクとして軽くネギを植えたら良いだろうなあ、という印象でした。
黒い土の下には、さらに砂の層があり、排水性もなかなか高そうです。
土地の地質図や、土壌図を見るとその土地の成り立ちやだいたいの性質がわかったりします。
良く土壌改良と言って、土に対していろんなものを混ぜますが、それはもともとの土や、運んできた土が性質的に劣っていたり、機能的に改善したほうがよかったり、植えたい植物の性質に対して、pHや保水、保肥、肥料分などが不足していたりするからです。
何でもかんでも土を入れ替えて、土壌改良と称して資材を大量に投入するなんて業者もありますが、元の土が悪くなく、少々の改良で済むなら、費用も安く済みますし、土を捨てたり買ったりという行為は、エコではないですし、山を削って土を買う事にもつながります。
最低限の施工で満足度の高い庭造り、無駄の少ない施工を心がけていきたいです。
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