鉄平石のふるさと　諏訪の鉱山を訪ねて｜知多郡で造園は樹造園

庭に一般的に使う石の中に、鉄平石という石があります。

日本国内でもいくつか産地があると思いますし、海外からもジャワ島などからジャワ鉄平のような名称で入ってきています。

その中で、樹造園のある愛知県の知多半島から比較的近くだと、諏訪湖の諏訪鉄平となります。

鉱山に入ると、

大きな機械で原石を掘り出して、そこから製品を作っています。

鉄平石の特徴は、崖の断面を見ても横に筋が入っているように、石が薄く剥がれることにあります。

出荷状態に加工する職人さんもいて、一般的な商品サイズに分けてあります。

ここから石材問屋さんに出荷されていきます。

多くの造園屋さんでは、石は近くの石材の問屋さんに買い付けに行きます。

乱張りに使う乱形は現場で加工しますし、方形に成形されたものはタイルのようにサイズが決まっていますので一枚ずつ選ぶということはしないのですが、

大判となると希望の形や厚さなど、石材屋さんでも在庫の関係で選択肢がほとんどありません。

原石の中でも大きく取れたものは園路のアクセントや、階段などに利用することもでき、

いろんな形の中から庭にあったものを選択していきます。

玄関前のポーチや園路の交差点などに使えそう

階段に使えそうな厚さと穏やかな曲線をもっている

園路脇の土留めや腰掛、上に小物を配置してもオシャレかも

このサイズの石になると、1点ものという感じになります。

樹造園ではイメージにより近い石を求めて鉱山まで直接買い付けに行きます（全てではないです）

そのため、庭の設計者である自分の感覚に近いものを自分自身で選んで買えるメリットのほかにも、

中間マージンを一切省くことで、コストの削減もできます。

多くの石を使った庭になりますと、その価格差は歴然となってきます。

庭の設計から施工まで、ぜひ樹造園を検討してみて下さいね。

大きな石の周りから雑木が生えてきて、これだけでもう庭の一角のパーソナルスペースのようでしたので、

くつろぐ私の写真です。