私の地元、東浦町のお客さんの庭木を剪定してきました。
このお庭で、このイヌマキを触るのは初めてですが、パッと見た感じ棚に厚みがあります。
イヌマキは、萌芽力が比較的強く、刈り込みで済ますことが出来る木ではありますが、
刈込には問題があります。
・葉の無いところで切ってしまう。
・枝を整理できない。
・同じとこで刈り続けると枝が太くなっていってしまう。
・枯れ枝を処理できない。
・葉を切ってしまう。
等です。
その代わり作業は簡単で、バリカンでも鋏でもバサバサ切れば、誰でもできますので、早くて値段も安いですよね。
上記のような問題点があるので、透かし剪定を行いました。
約4時間かかりました(笑)
極力棚を薄く作り直し、枯れ枝も取り除きました。
枯れ枝があると、必要な空間が確保できず、枯れ葉が引っ掛かります。
枯葉が引っ掛かりだすと、空気の通りが悪くなり、病害虫の発生、そして病気につながります。
この木もその流れから、すす病に罹っていました。
また、枯葉がたまることで、内部に光が入らないようになるので、懐の芽が枯れます。
内部に芽が育たないと、切り返す芽が育っていないので、外に延びた芽だけで棚を作ることになりますので、
だんだんと棚が厚くなり、負のスパイラルにはまります。
棚を薄くすることで、内部に光を入れ萌芽させることで、
今まで刈込により図られることの無かった、枝の配置の適正化のための準備が出来ます。
さらに枝が作られた後には、葉むしりなどの作業をすることで、今まで単に緑のオブジェだったものが、
緑の花が咲いたような、涼しげで柔らかな樹木へと剪定することもできます。
ただ、それまでにはなかなかの作業量が必要となりますので、技術と予算の両方が必要となります。
作業を覚えてもらって、お客さん自身の手で完成させると良いかもしれませんね(笑)
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