電気工事士として、手伝いの現場で車庫の電動ゲートの設置を以前行いました。
既存の古くなった手動式のゲートを撤去し、電動で開閉する物を新設しました。
問題は、電源をどこから持ってくるかです。
コンクリートの駐車場に元々あったものは、手動ですので、もちろん電源は来ていません。
なのでどこかの屋外コンセントなどから電源を引っ張ってくるのです。
新築であれば、最初から計画的に電気の管を埋設してからコンクリートなどを打設するのですが、
リフォームとなると、コンクリートがすでにある状態。
そんなときは、
1.電線は外部に見える状態で設置
2.コンクリートなど壊して設置してから復旧
3.その他
です。
1.電線は外部に見える状態で設置のメリットは、
・工事が早くて安い!!!
です。
デメリットは、
・配管が見えるのでかっこ悪いかも、、、
・管が劣化しやすい。。。
・躓いたり、断線したりする可能性が。
配管できるところに設置して、必要に応じて固定していくだけなので、工事は早いですし、結果安いですね。
安いというのは、ポイント高いですよね。
デメリットは、いかにも後から付けました、という感じですので、
せっかくスタイリッシュな建物を建てたばかりだったりすると、かっこ悪いかも。
そして、劣化の問題。
「電気ケーブル」の保護管として使用する場合、CD管(オレンジ色)でもPF管(下の写真の白っぽい色)でもどちらでも良いのですが、
CD管はコンクリート埋設が基本なので耐候性が低く推奨しません。
PF管は、屋外使用も認められている材料なので、一般的にはこちらを使いますが、それでもプラスチック製品なので、
何十年もすると、曲げた部分なんかから割れてくることがあります。
そうなると電気ケーブルが露出してしまいます。
とは言え、そこからさらに二重の被覆が銅線を保護してますので、すぐにショートしたりする危険性も無いですが。
さいごに、躓いたり、踏んだりする可能性も埋設よりははるかに高くなりますね。
そして、
2.コンクリートなど壊して設置してから復旧ですが、メリットは、
1.のデメリットがほぼすべて解消されていることです。
デメリットは、
電線を這わすだけに対して、コンクリートや既存のものを壊す工事と作り直す工事が必要です。
さらに、コンクリートなどは一部分だけを復旧しても色や質感などは一緒にはならないです。
レンガやタイルなどであれば、比較的近い感じにはなりますが、
材料の経年変化や、材料の廃版、ロットの違いでも色合いなど違う事はあります。
とは言え、電線一本通すだけで全部作り替えるのはちょっと辛いですよね。
なので実際は、1.と2.の良いとこどりをして作業することが多いです。
最初の写真では、ゲートの柱の近くにコンクリートを復旧した白い筋が見えます。
5cmほど溝状にコンクリートを壊し、電気の線が入れてあります。
一方で、2枚目の写真では、電管むき出し(笑)
勝手口であり、人目に触れることも少ないです。
また、写真は無いですが、エアコンの配管など既設の配管も近くには多く、
一本増えてもまあいいか的な、
0本が1本になるのは大きく違いますが、
4本が5本になっても・・・
途中土の通路のところは地中に埋設したり、価格を抑えながらも、
1.のデメリットである部分を解消するようにしています。
電気屋では電気工事は出来ても、外構工事が出来ません。
造園業と言う形態だからこそ、金額と機能と使い勝手、美的感覚をトータルで考えた施工が出来ると思います。
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