樹造園では堆肥のマルチングを勧めています。
「堆肥マルチングのススメ1」では、堆肥や培養土など園芸で使われる資材について簡単に説明していきます。
ホームセンターなどに行くと、堆肥の名称が使われているものは、
・バーク堆肥(厳密にいえばバーク堆肥は樹皮を原料にしているものです)
・牛糞堆肥
がほとんどだと思います。
土地柄なのか、牛糞堆肥は無料で無限にもらえるのですが、
自分が勧めるのはバーク堆肥です(自分が生産しているものは厳密にはバークでは無いので、以下木質堆肥と表記します)。
牛糞堆肥は牧草がほとんどですが、それ以外にも餌として与えるために、何が入っているかいまいちよくわかりません。
その点で、木質堆肥は100%植物由来ですので、材料と言う意味では安心です。
自然の山などでは、木自身の落ち葉や枯枝などが積もって堆肥となっています。
そういう意味では、材料を樹皮に限定せず、植物体全てを材料にした木質堆肥の方が、より自然な形の木質堆肥だと思います。
バーク堆肥+腐葉土のようなものです。
さて、堆肥と見た目でよく似ているものに、培養土や肥料がありますが、違うものです。
・培養土とは、何か2種類以上の物が混ざった土です。
○○の培養土と言う商品がたくさんあるのを見たことがあるかもしれません。
例えば、
「花と野菜の培養土」とか、「サボテンの培養土」、「ブルーベリーの培養土」などです。
育てる植物が違えば、それに適した土や必要になる肥料分も違うので配合も変わってくるわけです。
苗木の植え付けにそれ用の培養土を副次的に使う事はあるかもしれないですが、一般的にはプランターや鉢物に使うものだと思っています。
庭に使うには高価であり、地植えと鉢では条件が異なるので庭木に使う事はまずありません。
庭にブルーベリーなど植えるときは、Ph未調整のピートモスや鹿沼土などを庭の土にブレンドして、オリジナルの培養土を作って行きます。
・肥料とは、植物が必要とする栄養素となる元素を供給するものです。
一般的には窒素、リン酸、カリウムの三大栄養素の事を言いますが、それら以外にも微量元素と呼ばれるものなどが有ります。
人がの食事で摂取しているものととても似ています。
野菜や果樹のように収穫量を第一に考えるなら、肥料は必要かもしれないです。
しかし、本来の木の大きさよりも小さく抑えておきたい一般的な庭木において、
「肥料」は無駄に木を大きくしてしまうだけで、必要ないと思っています。
土質によっては、欠乏しやすい元素もあるので、計画的にそれを補う事は必要かもしれません。
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