盆明け初日は、刈谷市で剪定作業をしてきました。
なかなか渋い門があるお宅です。
生垣が道路には大きくはみ出してしまっているので小さくしたいという事でした。
まあ他の庭木はそれなりに。
着手前
完了
着手前
完了
作業前に電話で、
「樹造園が剪定をすると、バリカンで刈ったようにまっ直ぐなりませんよ」
と伝えました。
「シルバーさんはまっ直ぐ刈ってくれたのに!」
ごもっともです(笑)
樹造園はほぼ刈込をしません。
特に、サイズを小さくする必要があるときは、100%しません。
偶然先日刈込の事を書きました。
ここの生垣がまさにそのようになっていて、毎年シルバーさんはまっ直ぐ刈ってくれていたと思います。
その結果、どんどん木は大きくなってしまいました。
今回は人の仕事を直す仕事です。と言うかだいたいいつもですけど。
カイヅカイブキのような針葉樹は、一般的に葉っぱの無いところで切ると、枝が枯れます。
ただ、カイヅカイブキは光が入ると、比較的胴吹きや芽が出やすい木だと思っています。
今回は一回目なので、ラインをそろえるとか、きれいにするとか、微塵も考えていません。
「時間内に、出来るだけ、光が懐に入る生垣にする」
これだけです。
刈込で作られていたので、表面は枯葉枯枝と絡み枝でガリガリだったので、とにかく揉んでほぐして、
立ち枝や、遠くから旅をしてきている長い枝、天端の枝を出来るだけ深く切り詰めました。
松やほかの樹もあったので、だいたい4~5時間くらいの作業でした。
高さをそろえる気もなかったですが、案外そろっていて、自分でもびっくりです。
勝手に揃っちゃうんですけどね。
完了写真どうでしょう?
刈り込んでもいないし、そろえる気もないけど、作業前よりはきれいになってると思いませんか?
木なんか、葉っぱで平面を作っているだけなんで、どんなに頑張って刈り込んでも、葉っぱの粒度以上には平面になりません。
バリカンで刈ろうが、透かしながらデコボコしちゃおうが、しょせん50歩100歩です。
板のようになるわけではないですから。
だったら、木は木らしくフワフワ、そよそよしてた方が良いんじゃないですか?
と僕は思うわけです。
さて、カイヅカイブキだけで、およそ500ℓくらいの枝葉が出ました。
これは、刈込では出ない量なんですよね。
成長量よりも、たくさん剪定しないと生垣は小さくなりませんからね。
ただ、気を付けないといけないのは、木が欲する枝葉の量があるという事です。
よく、小さくしてほしいと背を半分にしたり、邪魔だからとほとんど枝がないくらいに剪定してほしいと言われます。
でも樹だって生きていますから、いきなり半分はきついですよね。
明日から収入半分ですっていわれたらきびしいですよね。
茂っている枝葉は、木の収入源です。
無理やり給料ダウンさせられたら悪い事、考えちゃいますよね。
木がパニックになって徒長枝が出るような剪定をしたら、負けです。
収入を落としても、こういう収入源を作ったらいいんじゃない?と、
誘導してあげるのが小さくする剪定です。
とはいっても、徒長枝が出ても良いから、とにかく早急に小さくしたいという事や、
徒長枝を使ってでも、枝を作りたいという事もあるので、まあいろいろです。
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