愛知県知多郡東浦町 藤江の庭 2 作業開始~トラブル

3月某日、作業開始しました。

図面を頼りに、

地面にマーキングしたり、丁張を建てたり、移植するものを剪定し仮植えしたり、

本格的な作業に入る前に出来る事をやっていきます。

 

そして庭の角のこの場所、大きく土を盛りクロマツやイヌマキを移植する場所となりますので、土をいっぱい運び込みました。

多分ダンプに3台分くらいです。

 

そうこうしてると、土も盛れましたので移植に入るのですが、ちょっと異変に気が付きます。

根鉢を作るために、土を掘りますと30cmほどで水が出てきます。

そして長く植わっていたはずの、イヌマキやクロマツの根も30cmほどしか下には伸びてませんでした。

 

地質図を見ると確かにこの地は数千から数万年前の大昔は川だった可能性があります。

人の手によって開拓され、田などになり、宅地となっても、地下水は存在しここは水の無い川でした。

 

一人でコソコソがモットーですので(笑)、移植の写真は無いです!が、移植後のクロマツの植わっていた場所をしばらく水寄の穴として使っていました。

それが以下の写真です。

脚立の置いてあるところに穴があります。

ちょこっと移植したイヌマキが見えていますが、それよりも雨上がりのこの状況。

沼です。

そして晴れが続いても、水は滾々と湧き出ています。

この穴は、重機でめいっぱい掘りましたので、2mほどの深さがあるのです。

毎日現場入ってすぐ、昼、帰る前と3回ポンプで汲みだしても、下の写真くらいまでは水位が上がってしまいます。

 

土の中は、粘土の層や砂の層、のように色んな性質の層が積み重なっています。

人の手によって、層を形成せずに盛られた土であっても、水が流れやすいところを縫うように水道は存在していて(してない場合もあります)、

雨などの地表から浸透した水は粘土層を通過できずに上の砂層を横移動しているので、

穴を掘ると、そこにあった土の圧力が抜けるので、水が寄って湧いてくるのは実はよくある事です。

 

それでもこの水位まで毎日何百リットルと出てくるのは、今後芝や植物を植えるにしてもよくない影響があると、お客さんに伝えました。

地面の上も雨上がりでも水はけが悪かったので、暗渠工事を追加してもらえるようにお願いしました。

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