セリ矢です。
これだけ単体で使う事はほとんど無く、ハンマードリルで穴をあけその穴に差し込んで使うものです。
写真の物は穴径19mmのものです。
原理は単純で、2枚のちいさい部品を穴に差し込み、その間に芯のくさびを打ち込んでいきます。
割りたい方向を意識して矢を入れる事が重要です。
石やコンクリートは、圧縮に対しては抜群に強度を持っていますが、引っ張りに対しては弱いものです。
建築土木でよく使われる、鉄筋コンクリートはそのコンクリートの弱点を、引っ張り強度に優れる鉄筋で補うというものです。
割る石に合わせて大きさは変えると良いと思いますが、自分が相手にするような庭石では、これくらいで良いんじゃないかと思っています。
それよりも数が重要になります。
打ち込んだら順番に少しずつ叩いていくと、さっきまでは入らなかったものが、隣が広がる事でまた入ると言うのを繰り返していずれ石が割れます。
しっかり食い込むほど、セリ矢を叩く音は高くなりますので、楽器を演奏しているようです。
しかし、矢の間隔が広すぎたりして力が足りないと、どれを叩いてももうそれ以上石が広がらず、お手上げになってしまいます。
そうなると打ち込んだ矢を再び引き抜くのは相当困難です。
割る石の大きさに対して、十分な数の矢が必要なのはそのためです。
また、セリ矢の数が十分であれば、矢への負担も少ないので道具を長持ちさせることにもつながります。
庭を造る時には、まだ周囲に家もなくクレーンなどで搬入出来た石が、時がたつにつれ庭にまで重機や作業車が入れなくなってしまう事があります。
そんな庭石を運び出すには、もはや割るしかないという状況です。
ドリルで穴をあけセリ矢で割って、運べる大きさまで小割にして外に運び出していきます。
割れました。
この石のように石の目がはっきりしているものは、目に沿って大きく割る事も出来ます。
目に沿って割れました。
また、無筋のコンクリートも石同様に割れるので、コンクリート土間を割る時にも使えます。
デザイン的に割るので、セリ矢の数を増やし、方向も微妙に変化をつけています。
下の写真の土間の左側部分を割りました。
同様に右側も大きく。
コンクリートは切る事も出来ますが、この時は石の園路に合わせるように割れた形が自然だと思いました。
ハツリ機で壊すとバラバラになるし音もうるさいので、適当に穴をあけて、
ブロック状にして壊していくと片付けも楽です。
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