造園工事で重量物を人力で運ぶときなどに欠かせないのが一輪車です。
バランスにもよりますが、自分はだいたい100kgくらいまで運べる気がします。
一輪車には、大きく分けて浅型と深型がありますが、土や石、生コンなどを運ぶには、重心の安定した深型が向いています。
浅型は所有していませんし、ほとんど使ったことが無いです。
軽くて大きい物を山のように積んで運ぶイメージがあります。
逆に重たいものを載せると、すぐに傾いて制御不能になり倒してしまいます。
ちなみに「才」とは、昔の体積の単位で、1立方尺でだいたい27.8リットルです。
さて、金象の一輪車です。
作っているのは上杉輸送機かもしれないですが、販売元は金象。
こちらはカインズ。
色は似てますが、いろいろ違います。
一番大きな違いは、持ち手につながるフレームが一本でタイヤの補強まで兼ねている部分です。
よく見る一輪車では下の写真の物のように、別部材でタイヤのフレーム補強をしています。
そして、たいがいの一輪車は、この補強部分の部品の溶接が外れて廃棄になります(溶接すればいいんだけど・・)。
また、バケットが塗装ではなく溶融亜鉛メッキになっていて、錆にも比較的強いです。
タイヤはベアリングが入っていて、回転が格段に良いです。
まあ荷を積んで押すと、それほど違いを感じませんが。
他にも、フレーム材が太く頑丈なので、左右のフレームをつなぐ横棒が省略出来て、脛を打たないで済んだりもします。
さらに部品単体でも購入出来たり、良いものを長く使いたい気持ちを刺激されます。
しかし残念なのは、ホイールです。
ベアリング入っていて、金額も安い一輪車が買えるような金額なのに、チューブの交換が出来るように作って無いです。
パンクしたら交換が前提のようです。良いものを長く、、では無いのかな。
安いほうのホイールは、ボルトを外してホイールを左右に分解すれば、チューブ交換が容易に出来るのに。
メーカーに質問しても、チューブ交換は出来ないような事を言われたのですが、それでは悔しいのでチューブ交換しました。
ホイールをカシメている穴をドリルで拡張するように穿孔すると、ホイールが分解できます。
その後穴を利用してボルトで締めれば次からは通常のチューブ交換手順で作業できます。
ホイールの話で、タイヤには大きく分けて二つあって、
チューブに空気を入れて使うものと、内部が発泡素材でクッション性がありパンクしないノーパンクと呼ばれるものがあります。
舗装された場所などでは、ノーパンクでも良いのですが、悪路や段差では断然チューブ式の方が走行性が良いです。
あとノーパンクはタイヤの重量が重いのもあり自分は使いません。
次は最近モルタルミキサーで材料を取っていて気がついた事です。
二つを並べて比較すると違いが分かります。
奥と右側の金象の方がフレームがバケットより前に出ている事です。
これは、材料を積んだ時に安定するメリットがあるのですが、縦に一輪車を置いてモルタルを受けようとするとタイヤが当たってしまいミキサーの穴の真下まで、バケットが全て入らずにこぼれます。
横向きなら良いですが、現場によっては縦のが都合がいい事もあります。
モルタルや生コンは安い一輪車でやったほうがいいのかも。
1人で作業していて、重機で一輪車に積んで運ぶような場合、一輪車がたくさんあると重機の乗り降りの回数が減らせて作業効率が上がります。
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